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バセドウ病と脱水症や熱中症


バセドウ病と脱水症や熱中症


©Apointy バセドウ病の夏の過ごし方ポイント
©Apointy バセドウ病の夏の過ごし方ポイント

梅雨明けまであと少し。太陽は恋しいものの、バセドウ病の方にとっては辛い夏の到来です。

 

バセドウ病の方は夏が苦手だという方が多くいらっしゃいます。

 

治療を続けているとバセドウ病に伴う多くの不調は次第に緩和されてくるものの、それでも体調に波はあり、夏が苦手という声もよく聞きます。

 

特に夏本番を迎える直前、ちょうど今の時期には、気温への適応が上手くいかず汗をかきにくく、身体に熱がこもりがちになります。こんな時には脱水症や熱中症に注意が必要です。

 

熱中症は暑さを避けることが重要ですが、これに加えて脱水症の予防が必要です。

 

脱水症予防は脱水症と熱中症の双方の予防策の基本となります。

  


バセドウ病と脱水症


バセドウ病と脱水症、熱中症
©Apointy バセドウ病と脱水症、熱中症

 

バセドウ病の治療が順調に進み、体調が落ち着いていたとしても、バセドウ病の方にとって日常生活において気を付けるべきポイントがいくつかあります。

 

その中でも大切なポイントの1つは「脱水症状に気を付けること」です。

  

バセドウ病になると汗をたくさんかくことことから、体から水分を失っていることは容易に想像ができますが、実はそれ以上に目に見えない水分が体から蒸発しています。

 

このような体内の水分の蒸発を「不感蒸泄」といい、健康な方でも、誰もが息や皮膚から見えない水分の蒸発がおこっています。バセドウ病の方はこの不感蒸泄による蒸発量が特に多いのです。これは、バセドウ病の方が脱水症状を起こしやすい大きな原因の1つです。

 

 

バセドウ病と脱水症、熱中症バセドウ病と脱水症、熱中症

 

 


血液検査で分かる脱水症状


©Apointy バセドウ病の血液検査と脱水症状の目安
©Apointy バセドウ病の血液検査と脱水症状の目安

 

 

バセドウ病の方は息や皮膚から不感蒸泄による水分蒸発量が多いため、脱水症を起こしやすく、注意が必要です。

 

軽い脱水症状が起きていても、それを自覚することは困難です。

 

バセドウ病の方は常に脱水症状が起きやすいと考え、こまめに水分を補給することが大切です。

 

自覚症状はなくても、病院で受ける血液検査の結果には脱水症状の目安となる項目があります。

 

「ヘマトクリット値」という値は脱水症状を確認する上で参考にすることができます。

 

ヘマトクリット値が軽度に上昇している場合、身体が脱水気味になっている可能性があります。このような時には体内の水分量が不足していますので、これまでよりも少しこまめに水分摂取をしてみましょう。

 

ただし、水分を多く摂取すれば、こんどは血液が薄まってしまいます。血液中の栄養素をしっかりと満たしてあげるためにも、タンパク質や野菜をふんだんに取り入れたバランスの良い食事を心がけましょう。

 

 


バセドウ病の脱水症状と食生活の注意点


©Apointy バセドウ病の脱水症状の注意点
©Apointy バセドウ病の脱水症状の注意点

 

脱水症状は血液を濃縮させます。水分補給は第一に、そして食生活においては動物性の脂を控え、食事に野菜や魚類を取り入れ、血液をサラサラに保ちましょう。

 

頭痛やのぼせがある方は脱水症状が進んでいる恐れがあります

 

この場合は経口補水液を活用し、速やかに水分補給をしましょう。ただし、頭痛やのぼせには他の原因が隠れていることもありますので、このような症状がある場合は必ず医師に相談しましょう。 

 

©Apointy バセドウ病の脱水症状の注意点©Apointy バセドウ病の脱水症状の注意点


参考文献


ヘマトクリット値 :厚生労働省, e-ヘルスネット

2020年7月21日参照