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甲状腺疾患とパートナーとの関係の悪化について

©Apointy 甲状腺疾患とパートナーとの関係悪化について
©Apointy 甲状腺疾患とパートナーとの関係悪化について

甲状腺は基礎代謝を司り、また、甲状腺ホルモンだけでなく、様々なホルモンや神経系の調整役となる大切な器官です。

 

そのために、甲状腺疾患は身体だけでなく、心にも様々な変化をもたらしてしまいます。

 

バセドウ病や橋本病は20代、30代、40代での発症も多く見られます。新しい家族を築こう、そろそろ子どもが欲しい等と考えている時に甲状腺疾患と診断される方もいらっしゃるでしょう。

 

この様なタイミングで甲状腺疾患の方は感情の変化という大きな問題に直面することがあります。

 

 

「パートナーとの関係が嫌になってしまう」、この様なセクシュアリティの変化は、バセドウ病、橋本病の症状の1つとして現れることがあります。

 

なかには潜在性甲状腺機能低下症の方でも症状が現れることもあるでしょう。

 

気持ちの変化が時には夫婦間に大きな亀裂を作ってしまうことがあります。とてもデリケートな問題ですので、甲状腺疾患を患った方が1人で悩みを抱えてしまうこともあるでしょう。欧米の甲状腺治療においては、典型症状の1つとして取り上げられています。

 

甲状腺疾患の治療が落ち着き甲状腺ホルモン値が正常に正常値に近づくことで、この様な症状は解消されていくことも分かっています。

 

治療にはストレスを溜めないことが大切です。そのためには、支えてくれる家族やパートナー、周囲の理解が必要不可欠です。また、食生活もホルモンバランスに大きな影響を与えます。食生活の見直しも感情面や治療をしっかりとサポートしてくれるでしょう。

 

 

参考文献:

The Impact of Thyroid Disease on Sexual Dysfunction in Men and Women.

2019 Jan;7(1):57-70. doi: 10.1016/j.sxmr.2018.05.002.