橋本病は太りやすい?

最近急に太りやすく、痩せにくくなったと思ったら、実は橋本病だったという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
橋本病を発症すると甲状腺ホルモンの分泌量が減り、それに伴って基礎代謝量が減ってしまうため、太りやすくなります。
橋本病の減量効果について
甲状腺ホルモンを補う内服療法を始めると、橋本病による体重の増加をストップさせ、自然に適正な体重まで減量が進みます。
これは、甲状腺ホルモン値が正常化させることで、基礎代謝も正常化してくるためです。
橋本病・甲状腺機能低下症はダイエットをしても痩せない?
橋本病や甲状腺機能低下症の方の中には内服療法を始めても減量が思うように進まない方がいます。
ダイエットを頑張っても減量が少ししか進まない方や、中には変えって太ってしまう方もいらっしゃるでしょう。
これにはいくつかの理由が考えられます。
橋本病 痩せない理由

橋本病の内服治療を始め、甲状腺ホルモン値が正常に近づいても、減量が進まない方がいらっしゃいます。
これにはいくつかの理由があるのですが、主なものを2つあげてみましょう。
- 橋本病に気づくまでに時間がかかる
- 無理なダイエットをしてしまう
橋本病の不調は日常生活の延長線上にあります。
そのために、治療が必要な段階まで症状が悪化していても気づかず、長期間放置してしまうこともあります。
長期間放置すれば、その間、基礎代謝が低下した状態が続きますので、筋力の低下やさまざまな弊害が起こります。
筋力が低下すれば、甲状腺ホルモン値が正常化してもなかなか体重を減らすことは難しくなってしまいます。
もう一つの理由は無理なダイエットです。1にも関係しますが、なかなか痩せない状況を放置し、自己流の無理なダイエットを繰り返していた場合、筋肉量が極端に減ってしまっている恐れがあります。
このように、橋本病を放置することによる筋力の低下と、橋本病と知らずに続けた無理なダイエットによって、痩せにくい体質になってしまうのです。
その他にもいくつか理由がありますが、ここでは主な理由を2つ取り上げてみました。
橋本病のダイエットを成功させるために

筋肉は基礎代謝を高めるため、バランスの良い食事を摂りながら安全な減量をするために重要な役割を果たしているのです。
筋肉量が減っている時は、その反対に、筋肉をつけるためのバランスの良い食事がまずは重要です。
小食なのに太る方へ

このように、橋本病を発症すると基礎代謝が低下するために、小食であっても太ってしまうという特徴があります。
橋本病は基礎代謝を調整する甲状腺というホルモン量が減少する自己免疫疾患です。女性の10人に1人は発症するリスクがあるため、決して珍しい病気ではありません。
橋本病にはこの他にもいくつかの症状が挙げられます。どれも日常で起こりやすい不調の延長線上にあるものです。気になる方は次のページで自己診断をしてみましょう。