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バセドウ病や橋本病・甲状腺機能低下症の診察・検査・採血時間の選び方と活用法


診察の予約時間には意味があります


バセドウ病や橋本病・甲状腺機能低下症の診察予約時間の決め方ワンポイント
バセドウ病や橋本病・甲状腺機能低下症の診察予約時間の決め方ワンポイント

 

バセドウ病や橋本病・甲状腺機能低下症の方は定期的に血液検査や診察のために通院していらっしゃいます。

 

この際、予約時間について意識したことはありますか?

 

ご本人が特別な希望をしない限り、次回の診察について、多くの場合は同一曜日の同一時間の予約をとっているのではないでしょうか。

 

これはごく自然な流れではありますが、実は深い意味があります。

 


いつも同じ時間に診察予約を入れる意味


甲状腺ホルモンの採血時間と検査結果への影響
甲状腺ホルモンの採血時間と検査結果への影響

 

  

バセドウ病や橋本病・甲状腺機能低下症の方は、甲状腺ホルモン値や内服薬の副作用、身体の状態を確認するために血液検査を受けます。

 

ところがこの血液検査の結果は、採血をうける時間によって結果にばらつきが出てきてしまうのです。

 

これは、私たちの身体は常に一定の状態ではなく、1日や1年を通じてリズムを刻んでいるためです。 

 

甲状腺ホルモンについても1日、1年を通じてリズムがあります。

 

もっとも、このようなリズムはとても複雑であるため、時間を統一しても完全に一定の状態で比較できるわけではありません。

 

だからこそ、できるだけ採血時間を統一することでブレを少なくしておいた方が良いのです。ブレを少なくすることは、現在の症状に対する服薬量を正確に決定する上で役にたちます。

 

そして検査結果に少しの異常が出たとしても心配しないようにしましょう。主治医はこれらの誤差も把握した上で説明をしてくれるはずですので、話をしっかりと聞き、分からないことは質問しましょう。

 

 


採血前は食事を抜いた方が良いの?


 

食生活や運動も採血結果に変動を与える要因です。採血前は食事を抜くといった指示のない限り、特に食事制限は必要ありません。

 

しかし、検査前の食事は検査結果に影響を与えますので、食後に検査を受ける場合は「いつもと同じような食事」をとるように心がけましょう。

 

検査前にいつもと違う食事をとってしまうと、万が一検査結果に大きな異常が出た場合、日頃の食生活に問題があるのか、あるいは直前の食事だけに問題があったのか、分からないこともあります。

 

例えば油脂分の多い食事などは脂質異常に関連する検査結果を大きく変えてしまうことがあります。コレステロールや中性脂肪値については、動脈硬化のリスクが高まるために、性別や年齢によっては内服薬を処方するかどうかの見極めにも重要です。

 

そのようなわけで、「採血の時間」はできるだけいつも同じ時間を選び、食後に検査を受ける場合は、いつもと同じような食事を選ぶようにしましょう。採血前の数日間は激しい運動も避けた方が良いでしょう。

 

柔軟な対応の病院の場合、あらかじめ予約をせずにご自身の都合で通院が可能なところもあるようです。こういったケースにおいても、ご自身で採血時間を統一するように工夫しましょう。

 

 


血液検査の結果を食生活に活用しましょう


バセドウ病や橋本病・甲状腺機能低下の方は血液検査を食生活に生かしましょう
バセドウ病や橋本病・甲状腺機能低下の方は血液検査を食生活に生かしましょう

 

甲状腺疾患は多くの不調を伴うことがあります。不調の原因はさまざまですが、1日のリズムの大きな変動や、脂質異常等も原因です。

 

バランスの悪い食生活は1日のリズムの変動幅を大きくしたり、脂質異常の原因となります。

 

食生活を見直すことで、これまで少し悪かった検査結果が3カ月後、半年後には改善されていけば、不調のうちのいくつかは改善されていくでしょう。

  

 

治療が長期に渡るために、通院も憂うつになってしまうかもしれませんが、定期的な血液検査を体調チェックのチャンスととらえ、食生活の見直しに活用していきましょう。

 

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