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脂質異常症・高脂血症・動脈硬化症と新型コロナウイルス対策


新型コロナウイルスと血栓


©Apointy COVID-19( 新型コロナウイルス)と血栓
©Apointy COVID-19( 新型コロナウイルス)と血栓

欧米をはじめ多くの報道機関は「新型コロナウイルスに感染すると血栓ができやすく危険である」と報告しています。

 

日本のニュースサイトにおいてもここ数日でこのような報道が増えてきました。

 

 

 

 

 


血栓とは?甲状腺疾患との関係は?


©Apointy 血栓とは?甲状腺疾患との関係は?
©Apointy 血栓とは?甲状腺疾患との関係は?

血栓とは動脈硬化によって血管が硬くなり、変質した血管壁が血管を塞ぐことで血管に栓をしてしまう状態のことを言います。

 

血栓は全身で起こる恐れがあり、脳で起これば脳梗塞、肺で起これば肺血栓塞栓症(エコノミー症候群)となります。これらを発症すれば命に関わる危険があります。

 

次のような方は放置することで血栓のリスクが高まってしまいます。

 

  • 高脂血症の方
  • 総コレステロール値が高い方
  • LDLコレステロール値が高い方
  • TG値(中性脂肪値)の高い方
  • 血糖値の高い方

 

バセドウ病や橋本病・甲状腺機能低下症の方は上述のような症状によって脂質異常を来たしやすいため、放置すれば血栓のリスクが高まるために十分な注意が必要です。

 

血栓の予防のためには脂質異常の改善を行うことが重要です。そのためには甲状腺疾患の適切な治療を受けることが第一に重要です。

 

それと同時に必要なのが食生活の改善です。

 

 


血栓を予防する食生活


©Apointy 血栓を予防する食生活
©Apointy 血栓を予防する食生活

血栓の予防・脂質異常対策のための食生活の改善とはどのようなものでしょうか

 

 

食物繊維が豊富な食生活は脂質異常症を改善させるための大きな一歩です。

 

食物繊維が豊富な食事とは、玄米や全粒粉が中心の主食と野菜や果物をたっぷり取り入れた食事です。

 

  • 玄米
  • 全粒粉
  • 野菜
  • 果物

これらを食生活にとりいれましょう。

 

 


血栓予防に必要な運動の種類


©Apointy 血栓予防に必要な運動の種類
©Apointy 血栓予防に必要な運動の種類

食事療法とあわせて重要なのは適度な運動です。

  

この場合の運動は散歩をはじめとする有酸素運動が重要です。

 

少し息が切れる程度の早足での散歩は血流を良くし、エコノミー症候群の予防効果を発揮します。

 

感染症対策のために外出を控えなければならないからといって、運動不足になってしまっては感染症以外の病気のリスクも高まってしまい、何のための自粛生活をしているのか目的が分からなくなってしまいます。

 

 

ご自身の健康を守るために、食生活の見直しと運動を習慣づけていきましょう。

 

  


新型コロナウイルス感染症と血栓の参考文献