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タケノコの栄養と甲状腺ホルモン


旬の食材と栄養


 タケノコの栄養と甲状腺ホルモン
タケノコの栄養と甲状腺ホルモン

最近、旬の食材を食べましたか?

 

春はタケノコや菜の花、キャベツ、ホタルイカをはじめ、旬の食材が豊富にそろいます。

 

煮物や焼き物、酢の物、炊き込みご飯、天ぷらなど、素材の美味しさを満喫できるシンプルなお料理がもっとも楽しい季節ですね。

 

それだけではありません。旬の食材の最大のメリットは「その季節に必要な栄養素が豊富に含まれている」ことなのです。

 

 


タケノコのチロシン


 

 

身体は四季の変化に対応するために体調をその都度整えていかなければなりません。季節の変わり目に体調を崩してしまう方が多くいらっしゃるように、新しい季節に適応していくことは、身体にとっては大きな仕事です。そんな時の体調管理に役立つのが「旬の食材」なのです。

 

今が正に旬の「タケノコ」ですが、実は重要な栄養が含まれています。それは「チロシン」です。


甲状腺ホルモンとチロシン


 

 チロシンと聞いて、もう、お分かりになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。チロシンは甲状腺ホルモンの材料となるアミノ酸です。

 

最近体調が優れない、季節の変化に身体がついていかないという方は、タケノコを食べてみてはいかがでしょうか。

 

タケノコにはチロシンが豊富に含まれるだけでなく、ビタミンB群や、むくみを解消効果のあるカリウムも豊富に含まれています。

 

「生のタケノコを茹でた場合」と「水煮タケノコ」ではそれらの含有量は異なるのでしょうか?

 

 

 


タケノコの栄養量


甲状腺ホルモンの材料「チロシン」
甲状腺ホルモンの材料「チロシン」

「生のタケノコを茹でた場合」と「水煮タケノコ」を比較すると、チロシンはどちらも豊富に含まれています。

 

カリウムについては、水煮タケノコの場合は、大幅に含有量が減っています。

 

チロシン、カリウムともにしっかりと摂取したい方は生のタケノコを茹でて食べましょう。

 

カリウムを控えたい方は水煮タケノコを利用するか、生のタケノコの場合はしっかりと茹でてから食べるようにしましょう。カリウム制限のある方は、途中で水を変えて2回茹でると良いでしょう。

 

ところで、ラーメンなどに添えられる「メンマ」もタケノコを主原料としていますが、やはりチロシンやカリウムは豊富なのでしょうか?

 

 


メンマの栄養は?


 

メンマは、塩分量が多いため、栄養の摂取源として食べることはできません。少量を楽しむようにしましょう。

 


タケノコ選びのポイントとまとめ


  

タケノコ選びや食べ方のポイント

 

  • 生のタケノコを選ぶ際は鮮度が良いものを選びましょう。芽が出ていないもの、皮が痛んでいないもの、袋に入っているものは袋に水分ができるだけついていないものが良いでしょう。 
  • タケノコは甲状腺ホルモンに悪影響を与えるゴイトロゲンも含みます。通常の摂取量であれば問題ありませんが、食べ過ぎには注意が必要です。

 

新型コロナウイルスの影響で買い物をできるだけ控えている方も多くいらっしゃると思います。

 

特に、基礎疾患のある方にとって日常の生活に必要な食事の買出しも大きな心配の種になってしまいます。

 

食品のデリバリー、通信販売を活用したり、混雑を避けた時間帯に買い物をするなど、できる限りの工夫をしながら、栄養豊富な食生活を整えていきましょう。そして、お買い物リストに旬の食材も1つは加えてみてはいかがでしょうか。


参考文献


 

日本食品標準成分表2015年版(七訂)(2020年4月16日参照)