甲状腺と栄養・食事

偏った食事は甲状腺ホルモンのアンバランスにつながる恐れがあります。甲状腺ホルモンを整える様な食事は治療をサポートし、体調を整えます。

 

潜在性甲状腺機能低下症と言われたら、食事のバランスに気を付けましょう。適切な栄養は甲状腺ホルモンを整えて、潜在性甲状腺機能低下症の進行を出来る限り抑制することができます。

 

バセドウ病や橋本病の方はそれぞれの症状に合わせて必要な栄養を摂取することで、治療を効果的に進めることができます。

 

ただし、どんなに栄養を意識して摂取しても「甲状腺に悪いこと」を続けていると、せっかく摂取した栄養にも意味がなくなってしまいます。

 

甲状腺に良い栄養を摂取する前に甲状腺に悪い食事を知っておきましょう。甲状腺に悪い食事とは、「甲状腺に負担をかける食事」です。

すべての基本は橋本病の食事法

甲状腺疾患の食事療法の基本は「橋本病の食事法」です。橋本病の方は基礎代謝が低下し、様々な不調を感じやすくなっています。これらを考慮した栄養素の種類や組み合わせ等が重要になってきます。

 

基礎代謝が低下している際は栄養素がバランス良く効率的に摂取できる食事をとることが大切です。太りやすい、痩せにくからといって食事量を安易に減らしたり、コレステロールが高いからと言って肉の摂取量を減らすと、かえって症状の悪化につながる恐れがあります。橋本病の食事法は基礎代謝を改善するための栄養バランスが考慮された食事法です。

 

バセドウ病の方は治療によって甲状腺ホルモン分泌量を穏やかにさせていくため、これまでよりも甲状腺機能は低下傾向になります。初めのうちはバセドウ病の代謝を考慮した栄養が必要ですが、治療が進めば橋本病の食事法が基本になります。

 

潜在性甲状腺機能低下症は橋本病の食事法を実践することで、体重や体調の管理を適切に行うことができます。また、橋本病への進行の予防にもつながります。

甲状腺に負担がかかる食事を避けましょう

甲状腺に良い食事、悪い食事を知りましょう
甲状腺に良い食事、悪い食事を知りましょう

甲状腺ホルモンは代謝を調整するホルモンです。そのために、代謝に大きな負担がかかる食事を避けることで、甲状腺への負担を減らし、甲状腺ホルモンを安定させることができます。

 

すでに橋本病やバセドウ病の治療を受けている方は、代謝に負担がかかる食事を避けることで、治療を効果的にしっかりとサポートすることができます。

甲状腺に負担がかかる食事とは?

甲状腺に負担がかかる食事とは?
甲状腺に負担がかかる食事とは?

甲状腺や甲状腺ホルモン代謝に負担がかかる食事とは、どのような食事でしょうか?

  

<甲状腺に負担をかける食事例> 

✔ ヨウ素の過剰摂取

✔ 砂糖の過剰摂取

✔ 塩分の過剰摂取

✔ 無理なダイエット

✔ 厳しい糖質制限

✔ お酒の飲み過ぎ

 

塩分や砂糖の過剰摂取や無理なダイエットが良くないことは一目瞭然ですね。この様な食事は避けましょう。色々な栄養バランスを考える前に、まずはこれらの✔項目を見直してみましょう。

飲酒とタバコのリスク

甲状腺疾患にかかると肝臓に負担がかかってしまいます。そんな時、お酒を飲みすぎれば肝臓に過度の負担がかかり、病気が悪化してしまいます。症状が落ち着くまでは飲酒を控え、症状が落ち着いてからもお酒の飲み過ぎには気を付けましょう。

 

タバコも甲状腺疾患を悪化させる原因です。できる限り禁煙をお勧めします。 

 

お酒を飲む際は下表の量を目安にして下さい。

ビール

日本酒 チューハイ ワイン ウィスキー・ブランデー 焼酎

 

500ml1杯

 

 

1合

 

 

350ml1.5杯

 

 

グラス2杯

 

 

ダブル1杯

 

 

 0.5合